日本健康ランキング 最下位は広島県民

厚生労働省は2018年3月に、 2016年の都道府県別の健康寿命を公表されました。

健康寿命とは「元気に自立して過ごせる期間」のことです。よく言われる平均寿命は「日常生活に制限がある年数」が含まれた寿命になります。

 

健康寿命ランキング 2016年 男性 

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第1位 山梨県 73.21歳 ・ 第46位 秋田県 71.21歳  

広島県は 27位 71.97歳 でした。

 

健康寿命ランキング 2016年 女性

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第1位 愛知県 76.32歳 ・ 第46位 広島県 73.62歳

なんと、なんと、なんと 女性のワースト1位が広島県でした。

※熊本地震により熊本県データ無し

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正直おどろきました。

2016年時点での 全国男性平均寿命 81.73歳 広島県男性健康寿命 71.97歳 を引くと 9.76歳、全国女性平均寿命 87.62歳 広島県女性健康寿命 73.62歳 を引くと 14歳 になります。

「広島県の男性は、日常生活に何らかの制限があり、支援してもらう年数が約10年」

「広島県の女性は、日常生活に何らかの制限があり、支援してもらう年数が14年」

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介護される14年間」の自分の姿を想像するのは、とても時間がかかり、難しかったです。

 

 

広島県民の食生活が悪いのでしょうか?

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広島県民が身近で他県と比べ頻繁に食べる料理は「お好み焼き」かと勝手に思いますが、野菜も入っているし、大阪風にくらべ小麦粉の量は少ないので、どちらかというとヘルシー料理に入ると個人的に思っています。ほかに広島県の女性が他県に比べ、食べているものを考えても・・・・・思いつきません。

広島県民の運動量が少ないのでしょうか?

体力面から考えると、広島は中山間地に位置するので、平地が少なく、いびつな道路が多く、地下鉄がないなどにより、すぐ車に乗る車社会が当たり前になり、公共交通機関を使い歩く人が少ない。と言う説があります。確かに東京、神戸、大阪、横浜などへ出張で行った時、歩ける範囲内には沢山の駅があります。

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電車や地下鉄など目的地へ速く到着できる公共交通機関があるので、バスやタクシーで移動する必要もなく、都会の方が1日の歩く歩数が多いかったです。この運動の基本である「歩く」時間が年をとったときに健康への影響に大きく関わっているのかもしれません。

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「広島 健康」で ネットを調べていると、広島市や広島県のホームページに辿り着きます。

広島市には 健康福祉局 保健部 健康推進課  があります。 主な業務は、特定健診及び各種がん検診、健康づくり計画、成人保健、歯科保健に関すること、難病対策に関すること、結核の診査、予防接種、感染症の予防に関すること食育の推進に関することとされています。毎月 食育の日 19日をわ食の日」として和食を推進されています。広島市民数年目ですが、初めて知りました。また食育の推進では産学連携の取り組みも行われており「ひろしま食育ネットワーク参加団」として約88社の企業様が活動されていました。商品を見て食べたり、工場見学なども出来るそうです。※現在コロナ対策で実施されていない場合があります。事前にお問い合わせください。

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広島県では、健康づくり推進課で「県民一人ひとりが、自らのそして家族の健康を考え、「ひろしま”健”民」となることを目指して、ひろしま健康づくり県民運動」を推進されています。

ひろしま健康づくり県民運動推進会議会長は元広島東洋カープの山内泰幸氏が勤められています。また、健康経営促進として広島県内企業の健康経営の取組を支援する「健康経営の促進に向けた実証実験」が無料で行われます。働き盛り世代の健康づくりを推進するために,健康診断データからAIが将来 生活習慣病にかかるリスクを予想し、健康的な生活習慣へ行動変容を促すための取り組みを検証する実証試験を令和3年度から開始されます。

従業員の健康づくりに取り組んではいるが成果が出ない。コストやマンパワーの面で,従業員の健康づくりに取り組む余裕がない。そんな企業様に行動経済学的見地から、行動変容につながる効果的な取り組みを検証して、脳血管疾患や心臓病等、重大な疾患によって離職する従業員の数が減らないようにするため、若い時期から健康的な生活習慣の確立を促すことで、将来の生活習慣病の発症・重症化を予防することを目的とした、実証実験です。弊社も約13名がエントリーする予定です。

条件には 「3年間継続すること」「スマートフォンを所持していること」の2つがあります。 自分で食事や運動の管理はできないけど、AIからリアリティーある未来の病気を教えてもらう事で、パラダイムシフトが出来るかもしれませんね。

 

広島市中区千田町には「広島市健康づくりセンター 健康科学館」があります。 元安川沿いの広島県情報プラザから電車通りにむかうと5差路の角にある建物です。

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※全国から寄せられた1391通の中、広島市内の小学生が名付けた マスコットキャラクターの「けんた」くん

 

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健康科学館は、広島市総合健康センター5階にあり、健康をメインテーマとした 上図のA~Fの展示ゾーンと付属施設からなっています。健康とは何か、どうすれば健康になれるかをテーマに平成元年9月に開館されています。人間のからだのしくみ、病気と健康等について、だれでもわかりやすく展示されており、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方を対象とした健康講座やイベント等も開催されています。楽しみながら健康づくりについて学べるし、スケジュールをみると、日曜日も開館されているので、子ども達と楽しみながら学んで、その後近くの千田公園でお弁当を食べて遊ぶコースもいいかもしれませんね。

千田公園のアスレチックやロング滑り台、スカッシュ施設などの内容は ダイアモンドライフ合同会社さんが運営されているサイト「広島ニュース 食べタインジャー」の中で、動画や写真でご紹介されているので是非ご参考にしてみてください。ちなみに専用駐車場は無いので、コインパーキングの利用がおすすめです。路上駐車をする方も多いようで、その分取締りも多いそうです。

 

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先日も健康経営を取り組まれる企業様からお問い合わせを頂きました。株式会社 タニタ さんは13年前の2008年から社員さんの健康づくりに着手されており、通信機能を持つ健康計測機器とインターネットを活用し、社員さんのからだや活動の状態を「見える化」する集団健康づくりパッケージ「タニタ健康プログラム」を開発されています。タニタさんの2014年健康経営宣言をご紹介すると

<健康宣言>

私たちは、社員一人ひとりが、心身ともに健康で、常に働く喜びに満ち溢れ、新しい価値を創造し社会に貢献できるよう、健康づくりに取り組みます。

「生活習慣病への取り組み」
社員およびご家族が自ら健康づくりに取り組めるよう社内環境を構築

「睡眠、休養への取り組み」
メンタルヘルス対策、長時間労働、ストレスマネジメント対策など強化

「禁煙への取り組み」
勤務時間中の喫煙禁止、禁煙プログラムの導入など医療費補助検討

 

健康経営の言葉を少しづつではありますが、目にする機会が増えてきています。持続可能な開発目標3では「すべての人に健康と福祉を」あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する。と掲げられています。

 世界では病院や治療薬もなく、食事もままならなず栄養失調での健康被害の国から、食物の廃棄をつづけ栄養過多による健康被害がある国。

「すべての人を健康に」も大切です。 マイコは「広島の皆様の健康を願って」お弁当と共に健康をお届けいたします。